愛媛県聖陵(せいりょう)高校前、一人の男が立っている。
この男は数日後にこの学校に入学する男。それと同時に野球部に入部する。
男の名は、高根 悠(たかね ゆう)
野球歴は十年、と結構長い。
始めたての頃はろくにゴロすら処理できなかった、悠だが今ではかなりの腕前。
そこは自分でも自信を持って言えるほどである。
そして、悠のポジションは投手。
小学生時代からこのポジション。
中学時代は投手として、チームを県大会ベスト4まで導いた。

球速は120キロ台半ば、変化球はスライダー。
球種は一つだが低めに決まると中々打てない。キレもそこそこ。
投球に関してもグラブ捌き同様、かなりの自信を持っている。
しかし、中学で通用しても、高校ではそうはいかない。野球はそういうスポーツだ。壁はどこにでもある物。
が、悠はそこに気がついていない。

まずは、壁にぶち当たりそうだ。壁にぶつかり、それをどう捉えるかが重要になりそう。

さて、悠の野球人生で一番大事な時期が今スタートした。
悠は自信を持ち続け、壁に当たる事無く進むのか、
それとも壁に当たり、徐々に壁を壊しながら進むのか。
さぁ、悠よ頑張るんだ。
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