<1番>

 1番打者は出塁率が高くて、足の速い、三振の少ないタイプが多いです。

塁に出ると盗塁を仕掛けてくることが多いですね。パワーよりも足で相手を脅かすタイプ。 

 さらに、選球眼がよく、ピッチャーのクセや持ち球やキレ、また、その日の審判のストライクゾーンはどういう傾向なのかなどの情報を見抜くことができる人なら言う事無しです。その為、初球から打っていくよりは沢山粘ってピッチャーに一球でも多く投げさせられるようなバッティングスタイルの人が向いています。 

 最初に打席に立つ人なので、トップバッターが多くの情報を持って返って来れば後に続くバッターが攻めやすくなり、結果としてピッチャーを早く攻略できるようになります。出塁率の方にばかり目がいってしまいがちですが、何かしらの情報を持って来れれば例えアウトになってしまったとしてもチームの役に立ちます。最初の打席で沢山の情報を入手することは難しいですが、一つでも多く入手できるよう普段から相手をよく観察するクセを付けるようにしましょう。 

<2番>

 タイプ的には1番に近く、出塁してチャンスを作れるようなタイプなのですが、2番打者よりもバントやエンドランなどの小技の技術が重要になってきます。1番打者が出塁した時に1つでも先の塁に進めてクリーンアップにつなげる為です。  サインで動くことが多くなる打順なので、バットコントロールがよく、狙って右へ左へ打ち分けることができる、野球をよく知っていて、状況判断が正確にできるような人が適任だと思います。

 2番打者というとバントというイメージが強いと思います。しかし、最近では2番打者にも打率、出塁率が求められるようになっています。1番打者がアウトになった時は自分が出塁してチャンスを作る必要があるし、バントなどでアウトを1つあげてランナーを進めるよりもヒットで自分も出塁できればチャンスは大きく広がります。

<3番>

 ここからはクリーンアップです。3番打者はチーム1打率が高い選手に任せられる打順です。右へ左へ打ってチャンスを広げ、出塁したら盗塁してピッチャーにプレッシャーを与え、時にはホームランまで打てる長打力のある、状況によってはバントもしちゃうなど、打って走れるオールラウンドプレイヤーが多いです。

 このあとには4、5番打者とチームの主軸を任させている選手が控えているので思い切って攻めることの出来る打順でもあります。  クリーンアップを打つ選手はそれなりの打撃力がある為に任されているので、失敗を恐れず自分の打撃スタイルで最高の勝負を披露して下さい。

<4番>

 ピッチャーが守備での主役なら4番打者は攻撃の主役です。当然、1番信頼されている打者=得点圏打率が高く、こいつに回せばなんとかしてくれるという打者でなければなりません。野球の実力だけでなく、人間的にも信頼されている人がいいですね。  

クリーンヒットでもポテンヒットでも犠牲フライでもなんでもいいので、他の選手が作ってくれたチャンスを得点に結びつけられるようにして下さい。当然、長打力が高く、一気に大量点を叩きだす事ができれば1番良いですが。

 打力はもちろんですが、それに加えて仕草にも気をつけて下さい。オドオドしたりしないで堂々と打席に入り、いかにも打ちそうだという雰囲気を漂わせながら構え、打つというように。打ちそうな雰囲気があるだけでもピッチャーにはプレッシャーになります。  

4番打者が強いとそこまでにランナーを出したくないため、チャンスメイクをする技術の高い、1、2、3番打者をさらに出塁させないように警戒しなければならなくなり、相手によりプレッシャーを与えることが出来ます。逆に4番打者が弱いとチーム全体の打撃が弱く見えてしまいます。同時に相手に勢いも与えてしまうので責任重大です。

 <5番>

クリーンアップの最後の打者です。出塁した3番、4四番を返すために、タッチアップくらいならいつでも打てるような長打力が必要です。目の覚めるようなものすごい打球を飛ばせる人がむいていると思います。そのため、三振を恐れて当てにいくようなバッティングは絶対にしないで、思い切ってスイングしていきます。

 5番に強打者が控えていると、ピッチャーは4番打者を歩かせて5番打者で勝負という選択肢が取れなくなるので必然的に4番打者と勝負せざるを得なくなります。チームの主砲が歩かされることが減ると一番信頼できる打者が打つことができるのでチームの得点力アップになります。

<6番>

上位打線と下位打線のつなぎ役となる打順です。出塁したクリーンアップを確実に進め、自分が出塁した時は盗塁を狙える走力があると良いです。1、2番打者の役割を担うことになります。ここでもう一度チャンスメイクをし、次へ繋げていきます。

<7番>

下位打線の一番手です。5番打者と似た一発の出せる力のあるタイプの打者が良いと思います。調子によって5番打者と入れ替えれる位の実力があるのが理想です。  下位打線は上位打線よりもピッチャーの警戒心が和らぐため、甘い球が来やすくなります。

 初球から思い切り打ち返してやってピッチャーに気を抜く隙を与えないようにしてやりましょう。

 <8番>

 スタメン選手の中で最も打力の無い人にまわってくる打順となります。打撃での期待は小さいため、つなぎ役になることが多くなるので、バントなどをきっちりと決めチャンスを広げましょう。

<9番>

 9番打者は上位打線へのつなぎ役という仕事があります。自分が出塁してチャンスを作り上位打線へつなげたいところです。なので、時には1番を打つこともできるような出塁率の高い打者がむいています。二人目の1番打者のような感じです。


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